
ずっと気になっていたシミ。
とうとうレーザーでケアを始めました!
シミにはそばかす・ニキビ跡(炎症後の色素沈着)・老人性色素斑(ろうはん)・肝斑などがあり、種類によって行う施術方法が変わってきます。
「そばかす」と「紫外線」の影響で出てきた老人性色素斑(ろうはん)の施術法である皮秒(ピコセカンドレーザー)を中国上海の医療美容施設で受けてきました。
今回はその体験談を、ピコレーザーとは何かを含めて解説していきます!
皮秒(ピコセカンドレーザー)とは
ピコセカンドレーザーは、シミや肌のくすみなどの改善が期待できる医療美容機器です。
532〜1064nmの波長を使用し、シミやタトゥー・アートメイクの除去に使われます。
従来の機器より短い照射時間でレーザーを当てるため、痛みや照射後のかさぶた、炎症後色素沈着などを最小限に抑えながら、安全に施術を受けることができます。
中国ではピコセカンドレーザーを皮秒(ピーミャオ)と呼び、医療美容の施術の中でもサーマクールと並び人気の施術です。
中国の皮秒(ピコセカンドレーザー)のマーケット
最近の中国での「顔面偏差値社会」の影響で、医療美容を受ける人は年々増加傾向です。
年齢ごとで人気の施術は異なりますが、このグラフから皮秒(ピコセカンドレーザー)は、どの年齢でも施術を受ける人が多いことがわかります。

マーケットプライス
ピコセカンドレーザーの中国マーケットプライスはピンキリで、施設によって低価格なところ、高価格なところの幅が激しくなっています。
中国の大众点评(ダージョンデンピン)で提示している参考価格をご紹介します。
ピコセカンドレーザーのフルモードの価格相場:4,000〜10,000元(81,275〜203,286円)
ピコトーニングの価格相場:1,000元以内(20,328円以内)
ピコフラクショナルの価格相場:1,000〜4,000元(20,328〜81,275円)
ピコスポットはシミの数により価格が変動
※レート:1元=20.72円換算
ちなみに、日本人など外国人がいる医療施設では1万元以上/回が一般的な価格です。
以下の画像は、大众点评(ダージョンデンピン)で検索した上海でピコレーザーを受けられる施設の価格です。
出典:上海怡合览海门诊
こちらの病院ではピコセカンドレーザーのフルモードが、大众点评(ダージョンデンピン)のクーポンを使うと2,550元(51,833円)で受けられます。
こちらの施設は、ピコフラクショナルを3,949元(80,259円)で受けることができます。

こちらの医療美容施設は、私が利用した施設です。
美容医療の通訳をしていて、この分野に詳しい友人に紹介してもらいました。
※ローカルの病院なので、日本語を話せるスタッフはいません。全て中国語での対応になります。
ローカル施設と日系施設のメリット・デメリット
中国でピコセカンドレーザーを受ける際に、言語が話せて問題なくコミュニケーションを取れるならローカル施設へ。
中国語が話せず日本人の先生がいいという方は、日系の病院へいきましょう。
それぞれのメリット・デメリットはこちらです。
ローカル医療美容施設
メリット:日系医療美容施設に比べて価格が安く受けられる
デメリット:中国語が話せないとコミュニケーションが取れず、カウンセリングやアフターケアなどわからないまま施術を受けることになる
日系などの医療美容施設
メリット:日本語や英語が話せるスタッフがいるので、コミュニケーションなど安心して施術を受けることができる
デメリット:価格が高い
使用している機械
中国で主流なピコセカンドレーザーの機械は、アメリカのピコシュア(Picosure)と超皮秒と呼ばれるイスラエルのピコウェイ(PicoWay)です。
それぞれの特徴についてまとめました。
皮秒:ピコシュア(Picosure) | 超皮秒:ピコウェイ(PicoWay) |
---|---|
そばかす・老人性色素斑(ろうはん)・ 小じわ・刺青除去 |
浅層/深層のシミ・刺青除去・
炎症後の色素沈着 |
755nm | 532nm・785nm・1,064nm |
どちらも短い時間でレーザーを照射するので、肌へのダメージも少なく施術を受けることができます。
中国で皮秒(ピコセカンドレーザー)を体験した感想と結果
エレベーターで医療美容施設がある階へ上がり、施設へ向かう途中で受付と待合室にかなりの人がいることがわかりました。
到着後、特にカウンセリングシートなどの記入は求められず、まずメイク落としをするように促されます。
カウンセリング
メイク落としを終えた後、カウンセリングルームへ案内され、簡単な問診と肌診断をスタート。
最近中国で注目されているアメリカの肌診断器「VISAS」
シミや毛穴・しわ・たるみ などの問題を分析してくれます。
問題であるシミの肌分析結果を見せられて、驚き!!
顔全体に活性したメラニン色素が潜んでいて、思わず悲鳴を上げました!!
肌分析の結果を見てカウンセラーから「ピコレーザーをするなら水光針も受けたほうがいい」「たるみ が法令線からフェイスラインにかけてひどいので、ハイフもしたほうがいい」といろんなアドバイスをいただきました。
ピコレーザーの施術スタート
カウンセリングを終え、施術室へ案内され施術スタート。
担当のスタッフから「もし痛くて我慢できなかったら言ってください」というお声をいただき、どんな痛みなのか気になりながら施術前の写真をパシャリ。

そばかすと日焼け後の老人性色素斑が酷く、最近化粧でも隠しきれなくなったのでピコレーザーの結果がとても楽しみ。
こちらの機器はアメリカのピコシュア(Picosure)を使っていました。
※靴を脱がずに施術台に上がるのは中国式
私が選んだコースは、ピコトーニング・ピコフラクショナル・スポットの3つの照射モードでシミにアプローチしていきました。
スタッフが言っていたように、確かに痛い!
比較的痛みに強いので、施術中我慢することができましたが、痛みに弱く我慢できない場合は静脈麻酔をしてピコレーザーする人もいるそうです。
施術終了
痛みに我慢できるからと言っても、やっぱり痛い!
眩しいのと顔全体が痛いのとで写真が不機嫌ですが、無事に施術は終了しました。
終了後は冷蔵庫から出したばかりの保湿用マスクとアイシングを渡され顔を冷やします。
施術室から待合室に案内され、アイシングタイム。
色素沈着やシミが多い頬骨の上あたりを重点的に施術してくれたので、かなり赤くなっています。
30分ほどノンストップでアイシングし、赤みが引いてきたらOK。
施術終了から3日間は化粧はもちろん、水も顔に触れていけないという注意事項を伝えられ、終了。
家に到着してからの状況
施術から5時間ほど経過した肌はこんな感じです。
かさぶたになると聞いていたのですが、自分の想像上のかさぶたにはなっておらず、どちらかというと小さなアザが点々と顔にある感じです。
通常であれば5〜7日でかさぶたが剥がれ、綺麗な状態になるそうなのですが、年齢によっては2週間かかる場合もあるみたいです。
現在施術を受けて6日なのですが、肌のターンオーバーが遅いせいか、かさぶたは剥がれていません。
また剥がれた頃に追記したいと思います。
まとめ
日本の医療美容施設で受けようと思っていたピコセカンドレーザー。
2020年からの新型コロナウイルスで中国と日本の行き来が以前よりしづらくなり、今回思い切って中国で受けてみようと決めました。
医療美容自体を初めて受けるのと、それを海外(ましてや中国)で受けることになるとは夢にも思いませんでした。
しかし、医療美容に詳しい中国人友人に助けられ、今回何事もなく無事にピコレーザーを受けることができました。
中国だからサービスや衛生・技術が信用できないという方も多いと思いますが、最近の中国(特に上海)は競争がより激しくなり、物凄い勢いで成長してきています。
シミの除去は一度では完全に取ることが難しいので、また上海で2回目・3回目と施術を受けたいと思います。
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