まだまだ残暑が残る上海ですが、朝晩は少しずつ涼しくなってきました。
こうした季節の変わり目は、体調を崩しやすいタイミング。
私の周りでも風邪を引いたり、コロナにかかったりする人がちらほら…。
疲れがたまって免疫力が落ちている方が多いように感じます。
そんな時こそ、身体を温める「薬膳スープ」で内側から元気をチャージしませんか?
今回ご紹介するのは「蛹虫草鶏スープ」
蛹虫草(サナギタケ)は、冬虫夏草の一種。
引用元:銀座東京クリニック サナギタケ冬虫夏草
中国の広州などでは日常的にスープの具材として使われていて、私も最初は普通のキノコだと思って口にしていました。
ほんのり甘味があり、食感はエノキに近く、とても食べやすい食材です。
見た目のインパクトは強いですが(笑)、効能を知ると納得!
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免疫力アップ
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貧血改善
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加齢による体力・気力の低下をサポート
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痰やむくみの改善
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無気力感の改善
これから迎える乾燥と寒さの季節にぴったりの、まさに「薬膳スープ向きの食材」なんです。
【蛹虫草鶏スープ】のレシピ

○材料 2〜3人分
- 手羽元 500g
- ニンジン 1本 厚めのいちょう切り
- 生姜 80g 薄切り
- クコの実 20〜30粒
- 蛹虫草 10g
- 干し椎茸 5〜6個
- 塩 小さじ1
- 水 1〜2リットル
作り方
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蛹虫草・干し椎茸・クコの実は水で軽く洗い、表面のホコリを落とします。
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ニンジンはいちょう切り、生姜は薄切りに。
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鍋にクコの実・塩以外の材料を入れ、中火で煮ます。
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アクが出てきたら丁寧に取り除きましょう。
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30分〜1時間ほど煮込んだら、最後にクコの実と塩を加えて味を整えます。

まとめ
広州をはじめ、中国南部には「スープ文化」が根づいており、毎日の食卓に薬膳スープが並ぶのはごく自然なこと。
私自身も暮らしの中で取り入れるようになり、体調の安定や免疫サポートを実感しています。
難しそうに見えても、材料を鍋に入れて煮込むだけのシンプルレシピ。
この季節にこそ「食べる養生」で、からだを内側から整えていきましょう!
ぜひ試してみてくださいね。